定期的な"心療内科の受診準備"
復職後も心療内科には通っている現在ではありますが、受診する前に"心療内科の受診準備"をしておく習慣がついてきたので、その紹介です。
準備を忘れて後悔すること
普段の生活の中で感じていることで「次回心療内科に行った際に言おう」と思うことはたくさんあると思います。 しかし、毎日に受診する訳でもない状況の中で、上記は忘れてしまうことも多いと思います。
その結果、受診した際に全てを話せず(思い出せず)、無難な会話や相談で終わってしまい、受診後に「あれを言うのを忘れた」なんてことはないでしょうか。 私自身も最初の頃はそれが多く、
- あの話を聞いてもらえなかったので気分がスッキリしない
- 会社への対応依頼として意見書に書いて欲しいことを忘れてしまう
- 瞬間的な苦しさは忘れてしまい相談しないことが多いが、同じことは結局発生して苦しむ
こういったことで診察後に後悔することが多くありました。
準備のために普段から記録→レポートへ
医師に話し忘れる原因となるのは、
- 忘れてしまう
- その場になると緊張もあって思い出せない
- 緊張するので早く終わらせたい
といったものでしょうか。 これらを防ぐために、普段から感じていることを記録しておくよう心がけました。 Twitterをやっている方はそこを掘り起こせば、自分が何を考えていたのかは思い出せるかも知れませんね。
但し、毎日記録していると、情報量が膨大となってしまい、結局、何がポイントなのか分からなくなってしまいます。
そこで、予め記録することのカテゴリを決めておき、その枠の中に書いていくようなことをすれば、まとめやすいと思います。
同じことを何度も感じる場合は、一度書いた内容は何度も書かず、いつ感じたか(回数や時期・時間)だけを書き足していけば頻度や傾向が分かるようになり、重要性も見えてきます。
Twitterから掘り起こす場合は、やり難いかも知れませんが、カテゴリ(ハッシュタグなどを使うのも良い)と一緒にツイートするようにして後で整理しやすいようにしてもよいかも知れません。
うつ状態で、しっかり整理して文書をまとめることなど、難しいことかも知れません。
まとめようとすると色々思い出して苦しくもなります。 私の場合は、言い忘れることが怖いと思うようになって、事前に準備しようと思ったのですが、まずは「前日にざっくりまとめてみる」から実施してみました。 その後、徐々に毎日ではないももの週に1度くらい振り返って整理しておき(レポートのパーツを作っておく)、その積み上げで最終的に言い忘れがないようなレポートに仕上がっているという状態にして、それを持参するようになりました。
言い忘れ防止以外のメリット
言い忘れを防止する目的で始めたことですが、他にもメリットはあると思っています。 それは、話し忘れる原因として記載した「緊張」や「早く終わらせたい」についても、解消出来る気がしています。
自分が話さなくても読んでもらえることや、医師と直接視線を合さず2人の視線が紙面へ向かうことで、変な緊張は緩和されます。早く終わらせたいのも緊張から来るものであれば、解消出来ることになります。
中には「クスリ」だけ貰えればいい、と考える方もいるかも知れません。 それでも、根本解決や減薬のために、話すべきことは話した方が良いと思っています。
※私の主治医は私が持参したものをカルテと共に毎回保存してくれて、見易くて助かる、とも言ってくれているので、そういった点で「認められている」と感じさせてくれているように思います。
持参するレポートの例
まだまだ分かり易いとは言えませんが、私は以下のような感じでレポートを作って持参することにしています。 内容は本物ではないのでイメージのみ…。 (今は月1回の受診ですが、だいたいA4の紙1枚に収まるくらいの量です) ↓この色は説明文です。
(例)1月復職→5月度の結果を示す場合
まとめ
途中でも書きましたが、準備するにもなかなか労力は必要ですし、毎日となると「毎日不安要素を考えて辛くなる」、「無理にそれを出そうとして改善しない」といったことにも繋がってしまいます。 そうなっては意味がないので、自分に合う頻度で、なるべく軽い気持ちで出来るならば、お試しすると良いかも知れません。