"うつ病 体験"ブログ

うつ病 体験記(進行形)

ストレス社会の中で発症してしまった「うつ病」の体験記、思いやノウハウなどを記します

挑戦(その1)"要因の軽減"を試す

復職して半年が過ぎようとしている今になって、急に激しく落ち込む状況に陥った。 時期的なものなのか、近々に不安があるからなのか、分からないまま過ごしているが改善する兆しが見えない。 そんな中で、考えられる"要因の軽減"を考えて色々行ってみたことを記録しておく。   

起きている症状

「落ち込み」と記載したが、実際に起きている症状は以下のようなものである。

  • 吐き気・気持ち悪さ
  • 胸の苦しさ(動悸ではあるが一瞬だけ強くなるような感覚)
  • 仕事中は上記のような苦しさもあるが眠気も襲ってくる
  • 帰宅後も症状が治らない
  • 楽しいと思えない(全てではなく軽めのもの)
  • めまい(これは継続してるもの)

症状的には、休職に至ることになった時期に経験したものに似ている。 そう考えると再発の前兆にも思えて怖い。 ただ、あの時よりは全体的に軽いもののようには思える。

 

原因は考えられるが特定出来ない

何らかのストレスが要因で出ている症状だとすると、何らかのストレスが存在していることになる。 最近、色々と不安要素や苛々することが多くなっている気がするので挙げてみる。

会社・仕事

  • ★①一泊出張(長時間議論&飲み会)
  • ★②7月の教育講師
  • 今後の自分が出来ることって何?
  • 資格試験など受験出来る気がしない
  • 業務が変わってからあまり気にかけられなくなっている

プライベート

  • ★③家族との休日の価値観の差
  • フルタイムになってあまり気にかけられなくなっている
  • お金がかかることが増えそう

★マークが特に強い要因だと感じてはいる。 会社にもプライベートにも存在しているので、リラックス出来る時もないのだろう。  

 

"要因の軽減"を考える

考えられる要因が多すぎて、かつ、それらは簡単に消去出来るものでもない。 仕事系は断るという手段で消すことは可能かも知れないが、いつまで「出来ない」でいるのかを考えると丸ごと消去することを躊躇してしまう。 潰せるものは潰す、潰せないものは軽くすることが出来ないかを考えて、色々と行ってみた。

★①一泊出張(長時間議論&飲み会)

そもそも1つの要因としてまとめて記載しているが、この中にはたくさんの不安がある。 挑戦しても失敗に終わって自信喪失にしか繋がらない気がしてとても怖い。 その1つ1つを考えて、出来そうなことと無理なことに分け、全て「出来ない」とせずに何らかは「出来る」にならないかを考えた。

  • 長時間の移動(電車に乗ること・皆と一緒に長時間移動すること) ×→○:現地集合、ということにして、自分のペースで移動することにした。
  • 長時間の議論(ついていけるか) ×→×:これは回避不能。発言など出来なくてもやむを得ないと腹を括る。
  • 飲み会(知らない人だが重要な相手) ×→○:不参加とさせてもらうことにした。(上司からうまく先方に伝えてもらう必要はあり、迷惑はかけるが割り切る)
  • 家を離れること(情けないが1人で夜を過ごすことに慣れていない) ×→×:これは回避不能。LINEやTwitter、一人で楽しめるものを持参。眠れない気がするが翌日耐えるしかない)

これで、ほんの少しではあるが、気持ちは軽くなったかも知れない。 100点ではないが、0点(出張自体を止める)よりは挑戦していることになり、自信喪失も防げるかも知れない。

★②7月の教育講師

  • やはりこれ(大勢の前に立つ)は今は困難だとしか思えない。 ×→△:正式に主催側の人に話をしに行った。やれる気がしないので補助講師でも良いかを相談し、以前やってもらった実績があるなら可とのことだったので、本人と調整してみる。もしも本人がNGならば、講義自体を延期してもらおうと思う。

これはやれなければ0点ではあるが、講義自体には同席して、時々補足説明を入れるようなことはしてみようと思う。

★③家族との休日の価値観の差

1週間頑張った後の休日は家族と楽しく過ごしてストレスを発散したいと思っている。 しかし、家族はいつまでも起きて来ず、その気持ちの差に苛々することが多くなった。 「ジム」を始めたことによって、1日は1人で有意義に使うことになり少しは解消したのだが、残りの1日は何となく終わってしまい苛々してしまう。 ただ、家族に無理して欲しい訳でもないし、寝たいならそれは仕方がないことである。 ならば何に苛々しているのか。 フルタイムに戻って以降、全く気持ちへの配慮が無くなったことに寂しさを感じているのかも知れない。 娘の件は最近嫁に任せている(娘自身も私とはその件で話すのは嫌だろうことも分かるので)ので、嫁に私にまで気を遣って欲しいと願うのは酷な話かも知れないとは思いつつも、全く頭から外れてしまっていることは不安でもある。 休日自体の過ごし方は、過度に家族に期待せず、私は自分の好きなことを見つけて、依存を減らすことを考えて見ようと思う。 少なくとも違う予定で動いたとしても、夜には一緒に過ごせる訳だし、それで満足すべきなのかも知れない。

 

「立ち向かう」壁を調整する

復職後、ここまで落ちたことは始めてなので、戸惑いは大きい。 しかし今回試したような、

・その時の要因と向き合い

・その"要因の軽減"を考える

をやってみると、完全に潰れてしまわないのかも知れない。 ★但し、それさえ考えられない程に落ちてしまう場合は、難しいことだとは思う。

「無理をしない」と「多少は無理をしてみる」の時期や内容は一番難しいテーマだと思っている。

よく、ストレスに立ち向かうことで自信に繋がる、という言葉を見かけるが、立ち向かってその結果が「失敗」に終われば、自信になるどころか喪失に繋がってしまう。 だからと言って、全く立ち向かわないとなると、全く自信は回復しない。

挑戦は、0点か100点の2パターンではないし、成功しそうなことだけにトライしていくような調整をして、喪失リスクを抑えつつ、0点ではない結果を残していけると良いのかも知れない。

効果は色々な不安イベントの結果次第なので、今はどうなるかは分からない。