"うつ病 体験"ブログ

うつ病 体験記(進行形)

ストレス社会の中で発症してしまった「うつ病」の体験記、思いやノウハウなどを記します

"復職 前日" ーその2

"復職 前日" (その2)

心療内科の判断

不安で潰れそうな復職の前日だが、心療内科へ行かなければならない。 この状態を思い切り訴えると、まだ復職には早いと判断されるのかも知れない。 しかし、先延ばししてもいつかこの瞬間はやってくる。 とにかく行くしかないので、心療内科へ向かった。

診療内科にて

とにかく、今の気持ちを正直に話すことにした。

・早く復職しないともう戻れなくなる焦りの気持ち

・まだ会社に行くことを考えると不安で仕方ないという気持ち

そんな両方の思いが自分の中で苦しみとなって結論が出せずにいる。 それを全て来た上で、医師は私自身の気持ちや状態を尊重すべきと言ってくれたが、結論が出せていない自分にはどうすべきかなど分からず、自己判断は酷な話だった。

医師が聞いてくれているという安心からだろうか、結局私は不安はあるものの、まずは出社してみる方向で話しをしていた。

ただし、明日は月曜であり、いきなり金曜までフルタイム稼働する自信はなく、復職するにしても短時間から始めたいと考えていたので、そういった相談もした。 結果としては、私の考えを優先する方向で、しばらくの間は4時間以内という条件で復帰してはどうか、という内容だった。 話の途中で何度も「本当に行けるのか」は問われ、悩んでしまう場面もあったが、いつかは通るべき道だと考えて、そうすることにした。 上記の結果で、「就業意見書」を書いてもらい、診察は終了した。

 

それでも揺れ動く気持ち

受診を終えて、気持ちが下がらないうちに早速会社に連絡して、診断結果を伝えた。

会社から特別なことは言われず、明日出社後に再度確認しようということで電話も終えた。 判断力も不安定な中で医師と話して決めた明日からの時短復職

病院から帰宅し、会社への報告も完了はしたが、再び不安なことが頭の中を駆け巡る。 もしかすると、もう少し休職すべきだったかもしれないという後悔もした。 きっと夕食も食べられず、今夜は酷い不安に襲われて眠れないのだろう。 それを乗り越える強い意志もない。

 

直前での気持ちのごまかし

この苦しくてどうしようもない前日の気持ちを抑える方法はあるだろうか。 直前なのでどうしても会社のことは考えてしまう。何も考えないようにするような逃げ方は通用しない

やっぱり「もう少し休職する」という結論に変更する、という可能性を残すことも、既に会社に報告してしまっている以上難しい。(出来ない訳ではないが、それをしたらもう戻れない気がする) 苦しいけれど流されるしかない。 今という時間を少しでも楽にする考え方があるとすれば、この「流されるしかない」「なるようになれ」という投げやりなものだけだろう。

この段階にいる人は本当に辛いだろう。