"うつ病 体験"ブログ

うつ病 体験記(進行形)

ストレス社会の中で発症してしまった「うつ病」の体験記、思いやノウハウなどを記します

"復職 初日"

"復職 初日"

起床~出勤

今日は"復職 初日"、昨日の会社との電話にて、10:30から面談を行う約束としていた。 これに間に合うように、夕べしっかり目覚ましをセットしたため、朝は予定の時間に一旦起きることは出来た。

しかし、家族の「無理しなくていいから」の言葉を聞いて二度寝してしまった。

その結果、出発も予定していた時間よりも30分遅くなり、会社の面談の約束にも10分程遅刻してしまった。 約束の時間に遅れそうな時、その場所へ向かう間の移動時間はストレスを感じる。以前から朝一の会議に遅れそうな時にはそうだったのを思い出した。

夕べは眠れないかと思ったが、「なるようになれ」という気持ちと、「一日中働く訳じゃないし、早く終わったら帰りに何か楽しいことをしよう」と考えながらベッドに入ったせいか、寝付きは悪くなかった。

遅刻しそうで会社に向かうというストレスも、上記のようなことを考えてなるべくストレスにならないようにしていた。 結果としては遅刻したことに変わりはないが、逆に時間に余裕がありすぎる状態で到着して、会社に入るのを躊躇してしまうよりも、遅れたことでサッと入れたようにも思える。

 

復職面談

会社に到着し、自分の席には行かず直接面談場所に向かった。

遅刻したのも理由かも知れないが、自分の席に行く勇気がないという理由の方が強かった。 面談は総務(人事的な役割)の女性と上司2名、私の4人で実施した。

医師の就業意見書を確認しながら今の状態を聞かれたり、当面何をするかといった話をした。 年内はフルタイムは困難で1日4時間以内にする意見書はもらっていたため、ゆっくり慣らしたい旨は伝えた。

元の業務を続けるか、違う業務に異動するかも問われたが、明確な回答など出来る訳もなかった。 昨日まで仕事のことは考えないようにしてきたし、継続的に出勤出来るのかも含めて経過を見ないと分かるはずがない。 どの道、当面はフルタイムは困難で出社を継続することを目標とすることは了承して頂き、元の業務の雑務的なことをしていく方向で話しは終了した。 業務変更等は追々経過を見ながら、ということも理解して頂いた。

 

自席での作業

今日は面談をこなしたら帰ろうとも考えていたが、次の壁である自分の席に行くことも提案されてしまった。

皆の顔を見たり、逆に人の目に触れることがとても怖かった。どんな目で見られるのか、どんな顔をしていればいいのか。

苦しいことではあったが、明日は嫌でも通るべき道になる。足取りは重かったが行くことにした。 周りは見て見ぬふりをしてくれたのだと思うが、関係ない業務の人ばかりだったので上司に連れられてではあるが、自然に席につけた。

久しぶりに社内ネットワークにログインしたため、パスワード期限が切れているというトラブルもありつつ、その対処をしたり、たまっている大量のメールから先ずは業務と関係のない会社手続き的なものへの対応をしているうちに、時間は自然と過ぎていった。

パソコンに向かっている間は人と顔を合わせる必要もないため、少し気分は落ち着いていたかも知れない。 しかし、時々休憩のためにトイレに行ったりすると、急に不安が襲ってきたり、めまいは感じていた

席にいる間に若い頃から僕を知ってくれている副社長クラスの方も来てくれて、「気にすることはない、今までずっと頑張ってくれたんだから、時に休養は必要、焦らなくて良い」と言ってくれた。 そんな優しい言葉ももらいつつ、業務のことを考えて早く実務に戻るための話をしにくる上司もいて、矛盾を感じながらも、自分はのんびり行く!と決めて過ごした。 面談だけ→お昼まで→次は14時まで…と目標を作って、結局15時までいることが出来た。 頭痛が酷くなってきたので、そこで帰ることにした。

 

初日を終えて

業務に関することは何ひとつしない日になったが今日はそのつもりだったし、少し無理し過ぎたかも知れない。 流石に疲れたが何とか初日を終えた。 まだ業務のメンバに会っていないし、関係する他社の人ともやりとりしていないので、壁は山ほどある状態。 具体的なことを挙げればキリがないほど、まだまだ不安だらけだ。 明日も出勤出来るだろうか。 ひとまず、家に着いたので、一旦会社のことは忘れよう。