"うつ病 体験"ブログ

うつ病 体験記(進行形)

ストレス社会の中で発症してしまった「うつ病」の体験記、思いやノウハウなどを記します

復職 二日目 ("復職 理解")

復職二日目。今日は苦しさを分かってもらえないのか、"復職 理解"について考えてしまった。

気は重かったが出社

昨日は初日面談程度と考えていたが、今日は最初から席での作業になった。 そのハードル(疲れ)と曇り空が出社を拒んだが、何とか家を出た。

昨日は、会社帰りに楽しいことを、と考えて気分をごまかしたが、実際疲れてまっすぐ帰ることしか出来なかったので、「まだ仕事後の楽しみなど実現出来ない」のかも知れないと考えると、今日の通勤時間は苦しさをごまかし辛かった。 それでも何とか会社に入り席に向かったが、今日は席が近い業務メンバの一人が既に出社しているのが目に入った。 いきなり声はかけられず、目を合わすのも無理だったのでそのまま席についた。

業務状況の把握

昼まで昨日やりきれなかった手続き系の処置を黙々と片付けた。 ここから、気が重い業務関連のメールの確認をしなければならない。 ざっと500件くらいだろうか、詳しくは読まず、流し読み程度に確認。色々思い出してきて苦しくなる。 自分のやるはずだったことを、誰かがやってくれてるのも分かる。

それらを、どれくらいの時間や期間をかけてやってくれたのかは計算しないようにした。自分がいなくてもスムーズに進んでいたのか、それともすごく迷惑をかけたのか、それを知りたくなかったからである。

午後になり、メール確認も疲れて来たので、意を決して業務メンバに話をしにまわった。不在者もいて全員は無理だったが、迷惑をかけた謝罪と、今の状態からして、まだ迷惑はかけ続けることの謝罪を。

皆「体を大切に」とは言ってくれた。ただ元気に働けている皆を見て、羨ましい、というよりも、どうしようもないのだが、情けなさを感じ、更に自信をなくした気がした。 当面は仕方ない、と言い聞かせながらも、当面っていつまでなんだ?といった不安も襲ってくる。

今日は14:00に顧客も来社するとのことだったので、勢いで挨拶と謝罪をした。 顧客なので暗い顔をしないよう精一杯努力したが、逆に「元気そうじゃないか」と言われてしまった。それが私には「元気なのに甘えてるだけだろ」に聞こえてしまう。 精一杯無理して心はこんなにも震えているのに。やはり常人にはこの病気は理解出来ないのだろう、とても苦しかった。

 

理解してもらい難いもの?

それを乗り切り14:30で帰ると決め、上司に伝えに行くと、「今日は何が出来て、明日は何をするのか」を問われた。

メールを確認する中で私が復帰したらやらせる、といった内容の物もあり、それを早くやらせたいのだろう。 今は出社出来ることを目標にする時期であり、計画的に業務成果を出す時期ではないことは、昨日伝えたはずなのに。

また、帰る時は伝えて欲しいと言われて報告しているのに「何か用事でも?」という反応をしてくる。 まだ二日目なのに、会社に対し(人に対し)ガッカリすると共に不安にもなる。

期待される仕事を限定された時間の中でこなそうとすれば、また無理をすることになるのだが。 会社に行く以上、身だしなみは整えるし、暗い顔をしない努力をしていることが、「もう大丈夫」と思わせてしまうのだろうか。 顧客の「元気そうじゃないか」という言葉も同じだが、こういう精一杯の努力を「無理している」と感じてもらえない。 だとすると、常に辛い顔をしていればいいのだろうか。自分でも分からなくなる。

帰り道は晴れていた。 昨日フォロワーさんに教えてもらったように、空に浮かぶ雲を見上げて深呼吸した。 上司の指示より自分のペースで行きたい。 とにかく今はそれしかない。