"うつ病 体験"ブログ

うつ病 体験記(進行形)

ストレス社会の中で発症してしまった「うつ病」の体験記、思いやノウハウなどを記します

禁煙(喫煙とうつ病)

私は喫煙歴が結構長い。

子供の頃、父親が吸うのが嫌いで仕方なかったのに。

喫煙とうつ病

それでも、年数をかけてタール・ニコチン量の少ないものに変えたり、半年程前にようやく「紙巻タバコ」から「加熱式タバコ」に変えた。

(→当時の記事(最後の方にある「余談」部分))

今流行り(?)のアイコスやグローと言えば伝わりやすいだろうか。

ちなみに私はグロー(glo)派。多数派が嫌だという天邪鬼的な性格…(-_-;)

※こんなやつですね↓ 今はキャッシュバックとかやってるのかな?

 

うつの状態で、あまり何かをしたいという意欲も湧かない状態だったので、この状態になって確実に本数も減っていた

休職前は仕事をしていたせいもあるが1日10本程は吸っていたが、休職に入り1日2,3本しか吸っていないことに気が付いた。 意識的ではなかったので、2週程経過してからの気付きだ…。

 

喫煙とうつ

抑うつの状態では、嫌なことを考えてしまうことが多いため、喫煙者にとってはむしろタバコの量は増えるかも知れない。苛々するものを晴らすためにも。

確かに、そういう意味で吸っていた部分はあるが、私の場合、自責の念などは強くても苛々するという症状は弱かったため、減ったのかも知れない。

 

嘘かまことか、ネットで調べると、喫煙とうつには関係があるようだ。

  • 喫煙者のうつ病の生涯発病率は非喫煙者よりも高い。
  • 禁煙に成功した人たちは失敗した人たちに比べて、不安障害が37% 、うつが25%、ストレスが27%それぞれ低下し、生活の質が向上し積極的になった。
  • 禁煙プログラム中に抗うつ薬を投与しておくと、うつ病の既往があるなしにかかわらず禁煙に成功しやすい。
  • 喫煙中はニコチンがセロトニン分泌を促すため一時的な安らぎを得られる。禁煙を始めるとそれがなくなるため、感情バランスが崩れパニックやうつ病などを発症しやすくなる。
  • …など

喫煙者の方がうつになりやすいようにも見え、それが禁煙によっても良化はしそうだが、急な禁煙は逆効果になることもあり得るといったことであろう。

※「喫煙とうつ病」で検索すると、そういった記事は多数出てくるのでご参考に。

 

禁煙してみようか…

上記を元に…という訳でもなく、調べる前に開始したのだが、あまり吸いたいと思わないならば、吸わずにいれば禁煙出来るのではないか?と思ったのが始まりだった。

休職で傷病手当に頼る時期になれば、家計の負担も減らすべきで、今時1箱500円近くするタバコは嬉しいものではない。 健康面やうつに良くない、という理由よりも、家計面・そもそも買いに行くために外出するのが嫌、というモチベーションである。

 

全く吸わないようになってから、かれこれ5ヶ月程であるが、休職中だから出来ているだけかもしれず、最近は少し吸いたいなぁと思うこともあるので、あまり大っぴらに言えることでもないのだが…。

成功すれば悪いことではないし、本数が減るだけでも家計面で若干の嬉しさはある気がするので…強制ではなく続けてみよう。

 

健常者の禁煙とは違う?…どうなるのだろう

普通の人(健常者)の禁煙は、うつ状態ではなく開始するため、吸わなくなってからの苛々感は辛いものだろう。(私自身も突然の禁煙なら辛い気はする)

喫煙は、「ニコチン依存症」なので、この依存から脱却することを指す。

 

ネットなどで、3の数字が、この依存に対する禁断症状が出てくる時期と関連する傾向があるようだ。

  • 3時間後:喫煙者がタバコを吸う間隔に近く、次を吸いたくなる頃
  • 3日後:動機や発汗などの苦しみが出る時期
  • 3週間後:タバコによる頭がぼーっとする感覚が恋しくなり辛い時期
  • 3か月後:手と口の喫煙行動癖が出てしまう時期(体の無意識な反応?)
  • 3年後:感覚器官が香りや行動を思い出させて邪魔をする時期

…それを過ぎてようやく、タバコを嫌うことが出来るようになるらしい。

な…長すぎる!

 

しかし、これが万人に言えることかどうかは分からない。

実際、禁煙外来でも、(安定していれば)数か月で終了になる訳だし…。

今は期間のことは考えるのは止めよう。とにかく軽い気持ちで。

現時点では、上記の中で3つの3を経験したことになる。

  1. 【3日後】動機や発汗…そのような苦しさは発生していない。 やはり、うつによって、気力がない時期だから、感じずに済んだのだろうか
  2. 【3週間後】タバコによるぼーっとする感覚が恋しいか…吸いたいと思う時は当然あった。でも、そこまで辛くもなく、思わず手に取ってしまう、といったことも今のところない。(後述する代替品のおかげかも知れない)
  3. 【3ヶ月後】手と口の行動…私の場合は後述する代替品を使っているので、手と口の感覚は忘れてはいないのは確かなことだろう。(3ヶ月だからという訳ではなく) この癖を取るには代替品をもやめることであり、苦しいことかも知れない。4ヶ月目くらいからは代替品も口にする頻度は減ったが、やはり時々加熱式でよいので吸いたくはなる自分がいる。

次の3は3年後…3ヶ月から期間が開きすぎていて、途方にくれる。そこまでいかずしての挫折はありそうにも思える。果たしてどうなるだろうか。

 

禁煙方法(理想的ではないが…)

①理想的な禁煙:きっぱり止める

よく理想的だと言われるのが、持っているタバコは全て捨てて、きっぱり止める方法である。 何かを口に持っていくという習慣そのものを無くすために、代替品(ニコチンのない何か)を用いるのもNGという方法である。

あまりにストレスを感じてしまって、うつを悪化させる可能性を考えると、私は軽い気持ちで始めたい。なのでこれは私には、酷すぎる!

②禁煙出来ないかも?:代替品で止める

そこで、自分に甘くはなるが、タバコ自体は捨てずに持ってはいるが、目につかないところに保管しておく。

食後などは、過去の習慣からどうしても思い出すので、代替品を使って、ニコチンではないもの「吸う」行為でごまかしてはいる。

 

<私の使っている代替品(ビタフル:VITAFUL)>

1本使い捨てのものもありますが、充電式の方が絶対にコスパが良いです。

  

※↑充電キット(本体+500回吸引可能なリキッドが3個入り):約1500円

タバコ1本20吸引する計算だと、このリキッド1個分でタバコ25本分。

これが約500円の計算になるので、ややお得程度…

しかし! これ以降は、本体を買う必要はなく、同等の値段でリキッド5個入りを買えば良い。そうすれば絶対的にコスパは、かなり良い! 

※↑リキッド5個入り:約1500円

上と同じ計算をすると、300円でタバコ25本分。タバコの半額程度!?

 

ただし、タバコの代用と考えると、やはりニコチンがない分、吸ってもガツンとくるものがなく、物足りなさはあります。

でも、紙巻⇒加熱式に変えた時も物足りなさは感じて、徐々に「こういうものか」と慣れて行き、二度と紙巻は吸っていません。

これも「こんなものだ」と思えるようになれているような気もしているので大丈夫かな…今のところ。(物足りなさのレベルはかなり違うんですけどね)

 

物足りなさへの慣れ(?)

・やはりニコチンを含まない代替品では「物足りなさ」がかなり違うと上述しました。しかし、不思議なもので、慣れてくるとタバコ自体がそもそもこの程度のものだったのかも…と思うようになり、気持ちも着いてきているように思います。

・また、コスパの話をしましたが、「物足りないから吸引数は増えるでしょ?」と思うかも知れません。これも私の場合は、こんなものだと思ってしまえたことと、1本という単位がタバコとは違うため一度にたくさん吸引しなくても、と思えて、逆に量は減っているようにも思えます。

そうやって代替品自体からも卒業していけるのかも知れませんね。

 

※個人差やうつの症状にも左右されているのかも知れません、あくまでも私の現在の感想です。

  

上記のような代用品を使っていては止められない、と断言する人もいるのだが…まぁ、これも今は軽い気持ちのスタートということで様子を見よう。


 

ちょっと今回は商品紹介っぽくなってしまいましたが、喫煙者の方(うつ病の方もそうでない方も)知っておいて欲しいと思い、記事にしました。

そして、自分に対する(ちょっとした)禁煙宣言です。

何カ月か先に「止められませんでした!」になるかも知れないです…(-_-;)