"うつ病 体験"ブログ

うつ病 体験記(進行形)

ストレス社会の中で発症してしまった「うつ病」の体験記、思いやノウハウなどを記します

"SNS うつ病 共有"で苦しみ回避

"SNS うつ病 共有"で苦しみ回避 SNSを利用することによって苦しみを和らげることが出来るかも知れない、という記事となります。

ストレスが発散出来ない

ストレスが溜まっているような場合、それをどのように発散しているでしょうか。 会社の仲間や友人、家族などに話して辛さを理解してもらい、何らかの助言や共感をもらうような環境はあるでしょうか。 また、楽しめる趣味があり、そういったもので発散することは出来ているでしょうか。 ストレスの蓄積からうつ病を発症してしまう場合、上記のような環境でなかったり、発散する趣味がない・もしくは楽しめないような状態なのかも知れません。 以下のような原因(例)でそれが出来ない環境にいるのだと思います。

「人の助言や共感」環境がない
  • 会社の人間に弱みは見せられない(同僚はライバル・部下にはプライド・上司からの評価を気にする)
  • 友人と会う機会が少ない(多忙・距離・元々友人が少ない など)
  • 家族に仕事の話しは出来ない(心配させたくない・説明に時間がかかる・聞いて貰えない など)
「発散する趣味」がない
  • 時間がない(忙しい・休みはゆっくりしたい)
  • そもそも趣味がない
  • 身体的要因で出来ない

また、うつ病に発症にまで至る方は、根が真面目であるため、苦しくても極限まで「自分で何とかしなければならない」と思い抱え込んでしまうことが多いように思います。  

SNS利用のすすめ

上述したように、ストレスを発散させる手段が見つけ辛い方、SNSを利用してみてはどうでしょうか。 とは言え、SNSと言っても様々なものがあります。あまり時間を使うようなものだと、結局その時間が取れないなどといったことになってしまいます。 私は休みがちになってしまった時に、すぐに始めたのがTwitterでした。 元々「Twitter」は利用していましたが、あまり人とコミュニケーションを取るためではなく、好きなことに対して公式アカウントが発信している内容を知る目的でした。

検索によって人の考えや思いを知ることが出来るものであることは知っていたため、"うつ病"などど検索すれば、同じようなことで悩んでいる人の思いや、ノウハウを知れるのかも知れないという期待がありました。

一度"うつ病"と検索して見ただけで大量のツイートが出てきて、正直驚きました。 そこで、いつものアカウントとは別に新しいアカウントを作成して、始めてみることにしたのです。  

私の場合は、時同じくしてブログも立ち上げたため、Twitterだけでは書ききれないことはブログに記載して、そのURLでツイートしたり、簡単なことはそのままツイートするように利用しました。 似たようなことを思っている人や似たように休んでしまった人をフォローして読むことで、完全に自分の中に閉じ込められて一人の苦しみだったことが、同じようなことで苦しんでいる人がいるんだ、と感じることが出来て、救われた気持ちになれました。 また、自分のツイートに共感してくれる方、フォローしてくれる方も出来てきて、痛みを共感したり励まし合ったり出来るようになりました。

もちろんリアルの世界でそのような人がいて悩みを相談するのが良いのかも知れませんが、それが難しかったり、リアルより圧倒的多数の考えを得ることが出来るのが強みです。 また、毎日家族や友人に苦しいという話しを出来たとしても、相手はきっと困るでしょう。その気持ちが理解出来ないなりにも何らかの励ましをくれるとは思いますが、限界があります。 一人の殻の中に閉じこもらないという意味で、始めて良かったと思っているものです。

 

注意すべきこと

上記のようなメリットはありますが、必ずしもメリットばかりではありません。 単純に"うつ病"や"ストレス"と言っても、人によって環境や症状は違う場合が殆どです。 見るツイートによっては、逆に自分の傷を深めてしまうものもあります

  • 内容が自分の症状より重く、その方の気持ちを理解しようとして自身が悪化してしまう
  • 症状のない方も存在し、発症者を誹謗中傷するような内容を見て心を痛めてしまう
  • 依存しすぎると居心地が良くなり、治そうという気持ちが薄れる可能性がある

といったデメリットもあります。 闇雲にフォローせず、その方がどんな人なのか、自分にとって有効な共有が出来るかどうかを見極めながら利用していくと良いと思います。  

便利なシステムの裏にも…

本記事の本題とは離れた話しです。 SNSのサービスや技術によって、うつ病の人が他の人の苦しみも知って、一人じゃないと思えたりするのは凄いことだと思います。 私はwebサービス系ではないですが、ソフトウェア開発の仕事をしており、その中でうつ病を発症しました。 今まであまり考えませんでしたが、こういったSNSサービスを開発するのも大変なことで、競争も激しい業界だと思います。 こんな便利なものを開発してくれた方の中にも、きっと"うつ病"になってしまった方はいるのでしょう。 なので少し複雑な気持ちになります。誰かを"うつ病"にしたかも知れない中で出来上がったものを便利だと言って使っているのですから。 便利は欲しい、でも、人を潰す程頑張らなくても良い、そんな気がしました。 ※この部分は特に結論はないです、申し訳ありません。