"うつ病 体験"ブログ

うつ病 体験記(進行形)

ストレス社会の中で発症してしまった「うつ病」の体験記、思いやノウハウなどを記します

複雑な心の病

最近、「うつ病」とは何だろうか、と思うことが増えてきました。

病名として存在はしていて、症状も存在するので、一つの病気なのかも知れませんが、これに対する銀の弾丸的な治療法は存在しておらず、とても複雑な病気に思えています。(※うつと言っても、躁うつや抑うつなど種類はありますが、私は抑うつ側なのでそちらを中心としてしか書けませんが)

このように「うつ」に限らず「心の病」とは、とても複雑なものなのでしょう。そんなことを思ったので記事にしました。

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うつ病」という病名

自分の病名は何なのだろう?

そんな疑問を持ちましたが、病院の診断書には「うつ病」と記載されていました。

気分が沈み、色々と嫌になる、そんな抑うつ症状は確かにあります。消えてしまいたいと思ったこともあります。

そんな気持ちの裏側に「出来れば平和に穏やかに生きていたい」という感情も存在しています。(状態次第では単に消えるのが怖いだけの場合もあるが)

前向きな感情はありつつも、どうして負の感情が強く出てしまうのでしょうか。

それはそんなに難しいことではなく、負のパワーの方が断然強いから、でしかないのでしょう。

 

自分の場合で考えると、経緯は様々ありますが、色々なことに自信が持てなくなったり、出来ていたことが出来なくなったりして、失敗が怖くなっていきました。

体も徐々に異変を起こすようになってきました。体は心から来るものもあれば、衰えから来るものもあると思っています。

仕事では立場的なストレスで潰されてしまい、家庭では家庭の問題でストレスが蓄積されてもいました。

そんなことが積み重なって、希望が見えなくなり、気分がどんどん沈んでいったような気がしています。

 

例えば、人前で話すことが出来なくなってきたのは、めまいに襲われたりそれによって頭が真っ白になったり、それが怖くて声や足が震えたり、そんな症状が起き始めました。(それで更に怖くなっていく悪循環)

これは、「社会不安障害」、「社交不安障害」と言われているものに近く、本来はもっと若いころに発症するものらしいですが、30代、40代になっての発症もあるらしいことから、実際にそれなのかも知れないです。

こういった怖さに無理やり対応しようとすれば「パニック障害」を引き起こす可能性もあるでしょう。

 

ざっと考えただけでも、上記のような病名が登場します。

単純に「うつ病」と言っても、その周辺には、様々な病気も存在していることが多いのかも知れません。また、病名がつけられていない症状もあるかも知れません。

そんなことを考えると「うつ病」は、一つの病名に固定して一括りにすることなんて出来ないものだと思えてきますね。

 

正しい理解?

心の病にかかる人が増える中で、それに理解を示す会社や人は増えているのかも知れません。(メンタルヘルスなんていう資格が出来たりするので、実際増えている?)

私自身もそういった内容の簡易的な教育は受けたことはあります。

しかし、医学を学ぶ訳ではないし、ざっくり大まかに理解しているだけではないでしょうか。(もしかすると本当の意味の理解ではないのかも知れない)

もしも心の病にかかった人がいたとして、本当にその人固有の症状や背景にあるものを理解して、それに適した対応を取っている会社など「無い」というのが現実ではないでしょうか。

それは会社という組織では、そこまで突っ込んだ対応をするのが、現実的に困難・出来ないということなのかも知れません。(利益を出すという第一目的を優先するのは当然かも)

 

うつに関して、専門家の方が書いた書籍やサイトが多数存在しており、そこには様々なことが書かれています。

その中には、本質をもれなく捉えたものがどれだけ存在しているのでしょうか。ほんの部分的なことしか書いていなかったり、偏った内容だったり、勝手なことを…と思うようなものも多いでしょう。

もちろん、ある部分に限って言えば、とか、ある前提の元では、という条件が付けば間違っていないのかも知れませんが、そうなると有効性も限定的でしかないことになってきます。

また、専門家ではなく「経験者は語る」的な、体験をもとにしたものも多く見かけます。

「経験者」という点で、未経験の専門家が勝手なことを言うより親近感がわくのかも知れませんが、それでも、その「経験者」と自分は全く同じ経緯・症状ではないのだから、自信あり気に記載されたノウハウも、実際には使えないことが多いのではないでしょうか。

 

 

難しい「うつ病

上述したように単に「うつ」と言っても難しい。広くとらえて「病名ごと」というより「症状ごと」だったり、「症状の組み合わせや重さ」などから解説されれば良いのかも知れません。

それでも、そんな組み合わせ(パターン)は、きっと無限に存在し、それを表現しきるのは困難でしょう。

うつは最終的な症状で、そこに至る原因・要因が様々で、それは身体的な病や心的な病、病気に限らず何かの出来事だったりします。だから、原因から潰そうと考えた場合に、万人に有効な治し方なんて存在しないのでしょう。

 

下図:私の場合のうつに関わる周辺をざっくりイメージするとこんな感じでしょうか(これで全てでもないが)

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下図:他の方も表現してみれば、きっとこんな構造になるのではないでしょうか(内容は違うので曖昧にしか書けない、ここが各人の違い)

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皆がこの構造を具体的に書いてみたとすると、きっとその構造パターンは無限に存在するのでしょう。

それは、逆に、うつを引き起こす可能性が無限に存在することを示しているのではないでしょうか。

単純ではないし、治療に銀の弾丸も存在はしません。一括りで語れる問題でもないでしょう。

だから難しいんだと思います、心の病・心の問題は。

 

 

※あくまでも「思うこと」であり、私自身、専門家でもないので、偏ったことを書いている可能性はあります。申し訳ありません。

 

 

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