"運動ジム"通い - うつ病体験記（進行形）

うつからの復職後、会社には行けるものの、以前からあった「めまい」や「吐き気」は発生しています。

頚椎症でもあるため、そこからきているのか、うつによる症状の１つなのか、判断出来ない状態が続いています。

そこで、フルタイム勤務が可能になった4月（復職後4ヶ月半）からジム(フィットネスクラブ)に通い始めました。

頚椎によるものであれば、首や胸付近に筋力を付けることで解消する可能性があるという記事を見たことと、何より心療内科への通院時に体重測定を行う度に太っていく自分がいたためです。まだ通い始めて1ヶ月足らずなので、効果までは言えないですが、経緯と通って見ての印象を記録しておきます。

きっかけ

年齢を重ねるにつれて代謝能力はおのずと低下してきます。

それは毎年の健康診断でも気付いており、以前から運動しなければいけないという危機感と、ジム通いへの興味はありました。

ずっと悩まされている「めまい」の原因は不明ですが、頚椎を悪くしている関係で脳への血流が悪くなっている可能性もあると思っています。

色々とweb上の記事を見ていて、首や胸の周辺の筋肉を鍛えることで解消することもあることを知り、ますます興味は増していました。しかし、ジムに通うには以下のような障害がありました。

会員になるにはお金がそこそこかかる。 →月額で1万円程度必要で、家計への負担を考えると厳しい。
行く時間がない。 →平日の仕事帰りは遅くなり疲れもあって行けない。休日は家族と出かける習慣があって自由な時間が少ない。

ところが最近、この障害がクリアになってきました。

会社の福利厚生が大きく変わって、安く通えるジムが出来た。
最近は家族と出かけても別行動(買い物は男と女で見たいものが違うから)が増えたので、最初から別々に出かけても良くなってきた。(1日は家族と過ごしたいが1日は別々でもいいと思えるようになった)
残業が減った分、時間は出来たが、平日は厳しい。ただ平日はその日の疲れを取る時間に当てれば、休日はしっかり通えるようになりそうである。

この状況はチャンスでしかありません。そう感じて思い切って家族に相談し、通う許可を得ることが出来ました。（自分の小遣いの中からの出費ではありますが…）

「そんな福利厚生の仕組みなんてないよ」という方は、自治体（市町村）が運営しているような安価な場所も結構あるようです。自分の住む町にそのような施設がないかを確認してみると良いと思います。

ジムのメリット

運動・トレーニングをしたいだけなら、家で腕立て伏せや腹筋、近所をジョギングしたりウォーキングすれば良いのでは？と思うでしょう。

わざわざお金をかけて通わなくても出来るでしょ？と。私もかつてはそう考えて試してみたことはありました。しかし、意志も関係するかも知れませんが、こんな問題がありました。

怠け癖がつきやすい。(今日はいいか、とか思ってしまう)
家だと集中出来ない。(外乱が多い)
ジョギングなどは道路の質やコースが悪いと足を痛めたりしてしまう。

こういった問題が、ジムでは全部クリアになります。

ジムへ行くからには必ず集中してやれる。
専門的な器具を使ったりトレーナーがいることで間違ったトレーニングをしない。
ジョギング的なこともマシンを用いるので地面形状などで体を痛めたりしない。
ストレッチ器具、シャワー、サウナなどが充実していて、アフターケアまでしっかりやれる。

上述の通り、自宅や近所でのトレーニングとは全然違うものでした。

ジムの評判

ここまでジムの良さを書いてみましたが、実は私の通うジムは、あまり評判が良くありません。「狭い」とか「器具が古い」などと言った評価を受けているようです。しかし、それでも私は満足しています。

トレーナーは優しくしてくれる。(最初にうつだと話したこともあるかも知れない)
器具の古さなどどうでもよく、私には十分。
人気がないからか混んでいないし年配の人ばかりだが、そんなのどうでもよく、人が少なく干渉されないのはメリットですらある。

このように、口コミの評判など関係なく、逆に穴場だと思っています。

トレーニングメニュー

ではジムで私は何をしているか、ですが、大きく３種類のことを実施しています。

①筋力トレーニング

トレーニング器具を用いた筋力UPで、鍛えたい体の部位に合わせた器具を選んで実施しています。私は、頚椎を痛めそうなものは除外して、それ以外を全体的に実施しています。約10種類くらいを、20回×3セットくらい実施すると、約１時間程度になります。（器具の空き待ちなどもある）

②有酸素運動

ジョギングやウォーキングを想像すると思いますが、私は立ち姿勢でバウンドするような運動は事情があって長時間実施出来ません。なので、エアロバイク(自転車をこぐようなマシン)を実施しています。音楽を聞きながら、心拍数や負荷を見つつ、これも１時間実施しています。 ★有酸素運動は、その前に無酸素運動(筋トレ)を行ってから実施すると有効だそうです。

③プールでのウォーキング

①②を終えたら着替えてプールです。 25mプールですが、コース毎に「しっかり泳ぐ」、「ウォーキングする」など決められており、他の人をあまり気にせずマイペースで出来ます。私は「ウォーキング、時々泳ぐ」のコースで、ウォーキングで５往復程度、休み休み泳ぐのを５往復程度実施しています。プールは往復数などのノルマよりも、だいたい１時間程度やることを目標にしています。その後、プールの横にあるジャグジーで体をほぐして、同じく横にあるサウナに入って終了、という感じです。

上記だけでなく、事前のストレッチや事後のクールダウン時間、着替え時間などもあるため、約４～５時間になります。（朝 10:30頃から開始して、15:00くらいまで）

現在の感触

正直、当日の行く前は少し躊躇することはあります。

「面倒」、「家族と過ごした方がいいかも」、「人が多くてしんどくなったらどうしよう」、「倒れないだろうか」…

などと考えてしまうからです。しかし、意を決して行ってしまえば、ふっきって取り組めます。最近ではあまり行くことが嫌だとは思わなくなってきました。当然、体は疲れますが、嫌な疲れではありません。

体を動かした疲れは、精神的な疲れよりもずっといいものです。むしろ心地よいとさえ感じられます。ジムが終わった後は、帰宅しても家族と再度外出が出来るほどの時間もなくなるので、それは諦めて一人でドライブしたりしています。それも晴れていたりすれば気持ちよく感じられます。ただし、今はまだ、夜～翌日(翌々日も?）になって筋肉痛が襲ってくるので、それは辛いところではあります。最初はそんな辛さはあるものの、良いことの方が多いように感じています。

継続出来るか

今は週に１度しか行けていません。今後も時間的な余裕を考えるとこのペースが限界かな、とは思っています。これで何かの効果が現れたり、誰かと一緒に行ったりして、嬉しいこと・楽しいこと、と感じられるようになれば自然と継続するだろうと思っています。また、楽しめるようになれば、これを目標に一週間の仕事を頑張ることも出来るかも知れないです。効果は今の時点では分からないですし、すぐ現れるとも思っていません。一緒に行ける仲間も見つけられる気はしていません。それでも行くべき（行きたい）だと思っていることに変わりはありません。続けたいという気持ちもしっかりあります。時には有休を取って何もすることがない時や、長期休暇の空き日などにも行けると良いと思っています。