"うつ病 体験"ブログ

うつ病 体験記(進行形)

ストレス社会の中で発症してしまった「うつ病」の体験記、思いやノウハウなどを記します

"復職 異動 経過" 新しい仕事を始めて

新しい仕事

なかなか始まらなかった新しい仕事だが、ようやく動き始めた。 詳細は書けないが、社内で開発したものを、より利用現場で使えるようにしていくような仕事である。 私の仕事は、この開発品を使って実現したいことを、あえて開発品を使わずにに実施することである。 私の実施したことが、その開発品を使って同じ成果を産み出せて、かつ、より効率化されるのかを検証する材料にするためである。 正直なところ、あまり楽しめる仕事ではない。 今までの経験を使って、仮想的にあるシステムを一通り設計、開発するシミュレーションといった感じである。 経験と言っても実務をしていたのはずいぶん前であり、ここ何年も部下が作ったものをチェック、レビューする役割ばかりで、1から全部一人で出来る自信はあまりなかった。 実際に始めてみると、どんなプロセスでどんな表現を使って設計していくか悩んだが、とにかく書いて、それを見映え良くしていくように進めた。 設計は答えがひとつではないし、上位や顧客用に資料をまとめることはあったためか、それなりにこなすことは出来ているようだ。 この仕事の上司には途中経過を見せているが、予想より早く進んでいるようで、それはそれで安心したが、納期を縮められるのは苦しいため、「まだしっかり考え尽くせてない、考え方を記録した方が役に立つはず」といったことを告げ、焦らされるのを防ぎながらやっている。 まだ、細かな工程はこれからで、そこには自信がないのも確かなため、このまま順調に進むかは分からない。

 

フルタイムには慣れた

残業ゼロは5末まで続くが、作業に集中してしまえば、自然に時間は過ぎて行き、「あ、もうこんな時間か」といった感覚になってきている。 集中した後の疲れ(めまいや目の異常)は、なくなってはいないため、終業時間にはフラフラにはなる。 ただ、8時間には慣れたように思う。(辛くて8時間より前に帰ろうとする日はなくなってきた)  

 

役割への不安

仕事と時間は上述した通りだが、やはり職位とは合わない仕事をしている自分への焦りは感じる。 焦らないよう心がけてはいるが、他の同職位の人とどうしても比べてしまい、自己嫌悪に陥る。 しかし、同等のことが出来ない自分であることは認めざるを得ない。  

 

やはり人前は無理

職位に見合った仕事をするには、出来ないことが多い。 何よりも打合せや会議がまだ怖い。 進行するのはもちろん、自分が多く話さなければならないようなものは怖い。 1対1であれば、それは苦ではない。人数が多いのが辛いようだ。 何故なのか。 やはり、多くの人を前にすると、めまいや意識が遠退くことや、体が震え、声が震えてしまうことを思い出してしまう。 そんな姿を見せたくないのだろう。 そんな状態で話したところで、説得力がなく、認めてもらえない不安もある。

 

からだ作り

めまいや震えは、そんな不安がより追い討ちをかけて悪化していくばかりである。 また、復職後はそのような機会からは離れているため、忘れて出来なくなっていくことも考えられる。 更に新しい仕事への抵抗もあってなのか、朝が辛かったり、腹がゆるくなることも多いのは確かだ。 ストレスから来るならば解消法など思いつかない。 検討違いなのかも知れないが、やれることをやろうと思い、以前から考えていた、ジム(フィットネス)通いを始めることにした。 これで何か良くなるかは分からない。 ただ、今までのように何もしないよりは試してみることが大事だと思う。

 

縁の下の力持ちからでも

年度目標を4月中に立案する必要があるが、まだ完成していない。 しかし、出来もしない高望みはしないつもりだ。 新しい仕事の狙いは理解した。しかし、私には作業単位でしか指示が来ない。そんな中で仕事の狙いを大事にして、それを果たすべく成果は何かを考えること、指示だけを真に受けず、より有効な進め方がないかを考えて提案型で貢献していくことを軸にして、役職に近いことになるように考えたい。 「縁の下の力持ち」になることを意味するのかも知れない。 でもそれでよい。 今の自分には十分高い目標だ。 

 


前向きなことを書いてはいるが、実際は弱音も吐きたい。 どうなるか、不安はたくさんある。 それでも今は…。