"うつ病 体験"ブログ

うつ病 体験記(進行形)

ストレス社会の中で発症してしまった「うつ病」の体験記、思いやノウハウなどを記します

新年度 "会社からの扱い"

復職して3ヶ月(正式には3ヶ月半)が経過し、新年度を迎えた。 3月は就業時間もマイナスを無くすところまでもってくることが出来た。 しかし、仕事の内容面では万全ではなく、会社としての私の扱いについて気になることが増えてきた。

 

新業務への異動

新業務への異動に対して、うまくやれるのかという緊張を持っているが、なかなか業務の指示がかからない。 前業務の最後の仕事として、顧客への納入作業があるが、それもほぼ完了している。 新業務の推進リーダとはここ一週間全く会話をしていない。 まだ業務の具体化、計画や試行の最中だとは聞いているが、いつまでかかるのだろうか。 以前の自分ならば、ここに口出しをして計画自体に参入して立ち上げていっただろう。 しかし、今はそういたパワーもなく、そんな役割を与えられてもいない。 それは言い訳に過ぎず、新しいことが始まるのが怖いと思っている自分がいるのも分かっている。 まだ不完全な自分に対して、急いで仕事を出すことを躊躇しているのかも知れない、という変な心配までしてしまう。

 

会社からの扱い

休職前は部下の人事考課の一次審査を実施する責務があったが、休職になり当時見ていた部下の審査は他の人に任せることになった。 年度が変わるため、この役割がどうなるのか気にはなっていたが、部長からは、しばらくはやらなくても良いと言われた。 自分自身の年度目標についても、昨年度の実績面談時に少し相談したが、無理なものを掲げる必要はないとのことだった。 こういった本業務以外の部分でも、運営層は私を腫れ物に触れるかのように接して来る。 この対応に少し戸惑いを感じる。 気遣いは嬉しい気がしているのだが、もう私という人材はあまり使い物にならないと思われている気もして怖い。

 

焦るべき・焦らないべき?

こういった会社からの扱いや業務の状態に対して、焦る気持ちは当然ある。 しかし、実際に通常の扱いや、仕事をどんどん与えられるようになっても、耐えられる自信はまだない。 徐々に…焦らず…という気持ちもあるのだが、いつまでこれを続ければ良いのだろうか。

 医師からもまだ4,5月は残業ゼロの意見が出ているため、焦らなくても良いことは頭では分かっている。 復職後ある程度期間が経った今、焦るべきか・焦らずいくべきか、最近は悩ましく思える。

部下による上司評価 本ページの内容とは直接しないことだが、記録しておく。 休職明けも間もない頃(12月下旬)に、会社で上司評価というものが行われた。 無記名で自分の上司に対して設問に対して回答を5段階で評価(回答)していくもので、その他コメントも書けるような調査だった。 実施したことを忘れていたが、私も自分の上司に対して評価を行ったため、思い出した。 今になってそのフィードバックが各自に配布された。 配布されて気付いたのだが、上司評価なので、私自身も部下に評価されていたことになる。 結果を見るのが怖かったが、予想外に不満は持たれていなかった。 10個ほどのカテゴリをレーダーチャートにしたものと、総評、コメントの紹介が記載されていた。内容は以下の通り。
  • レーダーチャートはどの項目も4段階中3以上ばかり
  • バイタリティ的な部分はその中でもやや弱い
  • コメントは、満足している・体調が悪そうで心配といった内容
  • 総評として、部下に愛されているよう感じられる
そんな内容だった。 考えて見ると、確かに私は部下に嫌な思いはさせたくない思いはあり、自分で抱えるところはあったように思う。 仕事をしたことをない人は、私に対して怖い人という印象があるようだが、仕事で関わった部下を嫌いだと思ったことは殆どない。 そうでありながら、上層や顧客に対して強い影響力(アピールや元気さ)は足りないため、潰れやすいのかも知れない。 ともかく、気を遣ってくれた部分もあるだろうが、こんな評価をしてくれた部下には感謝の気持ちを強く感じた。 そして今、期待に応えられず逃げてしまった自分を考えると、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。