"復職から1ヶ月" 経過と振り返り
仕事初めから半月が経過した。 "復職から1ヶ月"経過したことになる。
経過
時短勤務は一週目が5時間近くまで、二週目が6時間近くまで出来るようになった。 私が早く帰って行く姿にも皆慣れてきたように思えるので、帰る気まずさは殆どなくなってきた。
業務の方は、本格的に参入して戻るつもりはあったが、まだ前の役割のことは全くやっていない。 日々予算見直しや1月のメンバの作業実績確認、昇格者の課題などをやって時間を過ごしてきた。
元の仕事内容に戻ることを焦っていたが、そこへすぐ戻ることは困難だと上司も感じているのだろう、今の時間の使い方に何も苦言はないままである。 メンバから状況を掴んで社内の上層にそれを報告出来るようになることと、予算系の処置をしていけば良いようだ。 その先は、おそらくだが違うプロジェクトへ異動するのだと思われる。
もしも異動となればどんな業務なのかは不安だが、少なくとも何度も溢れそうになった今の業務にあまり執着もなく、当面は違う役割で関われば良い、と考えると少し気は楽になっている。 もちろんクスリは必要ではあるのだが。 時短勤務も雰囲気的には継続出来そうだが、流石に給料に影響するので、そこは延ばすようにしていきたい。残業なしの8時間までにして、それ以降は増やさないように。 ただ、定時の帰宅ラッシュに巻き込まれて人に酔いそうなことと、家に着くのが結局残業したのと同じような時間になるのが難点ではある。
振り返り
【順調に復職出来ているように見えるが、これまでの中で何が良かったのかを考えて見る】
・年末を挟んだが、昨年のうちに復職を開始したこと
休職が長引くと、気まずさが上乗せされて、なかなか復職が難しくなるが、それを軽減出来たと思う。年始の出勤の不安も軽減した。
・発症時に会社に苦しさをしっかり話したこと
勤続年数も長い私だからかも知れないし、うつ病発症者が多いせいかも知れないが、会社は聞いてくれた。今まで一人で我慢してきたことを苦しいと言える理由が出来た。(言ってよい状態だと会社に植え付けた)
・家族に自分の不安を全部話したこと
聞かされた家族は不安にはなっただろうし申し訳ないのだが、これも一人で我慢してきたことを知ってもらえたことで、少し気が楽になった。
・産業医ではなく、かかりつけの一般の心療内科に通っていたこと
今までのことも知ってくれていて、一人で我慢していた頃も唯一それを話せた存在だった。休職へ踏みきることも、復職への作戦も、親身にワタシの考えを理解して判断してもらえた。
・時短勤務から始めたこと
短い時間目標を立てたり、早く帰れて楽しいことを、といった救いが出来て、継続的に出勤出来た。
・休職前とは違う形で元の業務に戻ったこと
いきなり違う業務になる不安は軽減され、自分をうつ病に追い込んだ業務でも責任を弱めた関わりで戻ったため、ストレスも軽減した。
・とにかく毎日会社に行ったこと
皆に会う気まずさ、早く帰る気まずさ、最初は苦痛だったが、毎日続ければ周囲もそれが普通のことになり気にもしなくなっていく。それで気まずさは軽減したと思う。 また、とにかく日々疲れが大きいので、眠れるようになった。
・Twitterのアカウントを作ったこと
症状は様々ですが、似たようなことで悩んでいる方の思いをたくさん聞けて、一人じゃないんだ!と思えたこと、同時期に復職になり不安を共有できたこと、色々な気付きを得られたこと、これは大きいことだった。 フォロワーさんや、フォローさせて頂いた皆さんに感謝しています。ありがとうございます。
※私は理解者がいたことや、本当は理解していない人の薄い言葉にも思い切り甘えて割り切って考えられた点は恵まれていたのだと思います。 また、完治している訳ではないので、この先にとって良いことかどうかは分からないです。
【今日の気付き】
私は周囲からも「熟考タイプ」だと言われ、自分でも納得していた。 じっくり作戦を練って、自分なりにこれで完璧と言えるまで人にそれを報告したり、展開しないタイプである。 深く考えずに即行動するタイプは信用できなかった。 だから逆に私は「動き出しが遅い」とも思われていたと思う。
これは完璧主義ということだと思っていたが、少し違う観点に気付いた。
以前から自分のしたことや、発した言葉に対して、後になって相手はどう感じたのか、変に思われなかったかを考えてしまい、後悔したりモヤモヤして不安で苦しくなることが多かった。
だから、仕事でもこの不安による苦しさを感じたくないと無意識に感じて、じっくり考えてしまう人間になってしまったのかも知れない。 動向が変化しやすくそれにスピーディーに対応する業務は向いていないのだろう。 また、考えすぎず早めに報告したり動くことが自分の克服すべき課題であり、頑張らなければいけないことだと思っていたが、無意識からくることならば、変わることは難しい。
会社が求めるコンピテンシーも、出来ることと出来ないことはあるのだろう。 我々はロボットやアンドロイドではないのだから。