"うつ病 体験"ブログ

うつ病 体験記(進行形)

ストレス社会の中で発症してしまった「うつ病」の体験記、思いやノウハウなどを記します

年末休暇 実家への帰省("実家 両親 兄弟" と会う)

年末休暇 実家への帰省("実家 両親 兄弟" と会う)

実家へ帰省にあたり

お盆や正月は実家への帰省が恒例行事になる。 今は、うつ病での休職を経てのリハビリ復職中状態であり、こういった行事もストレスに感じていた。 奥さん側の実家にも、自分の実家にも、今回の休職の話は全くしていない。 これからもおそらく話すことはないと思っている。心配かけたくないと言うより、情けないやつだと思われたくない方が強いのかも知れない。 私の年始のパターンは、

  • 12/31:大晦日に奥さんの実家に行き、年を越す頃までいて夜中に帰る
  • 1/1:元日は自宅でゆっくり過ごし、近所の神社へ初詣に行く
  • 1/2~:2日から1泊で自分の実家に帰省する

といった感じである。

元々私は無口であり、奥さんの両親もそれを察してか、あまりたくさん話をして来ない。 ただ関係が悪いという訳でもなく、一緒にテレビを見て笑うような感じで過ごせるので、今回もそんな感じでやり過ごせた。

複雑なのは自分の実家である。実家には両親と兄夫婦が同居している。

両親は、もういい歳なので会える時には帰省すべきだとは思っている。 私は中学を卒業した後に実家から出て、殆ど両親に進路や就職の相談もせず、自分で何かと勝手に決めてきたので、両親は私に対する心配をあまりして来なかったように思う。(心配していないことはないと思うが、こんな風になるなんて思っていないだろう)

また、兄夫婦は私とは違ってサバサバしていて良くしゃべる。あのテンションに合わせるのは結構きついと毎回思う。 それによって帰省当日は、会社に行くのと同じくらいの胸の痛みや苦しさがあった。

心という目に見えないもの以外で元気な姿を見せられれば良い気はするので、適当な相づちをしてやりすごしたい。 両親や兄は血の繋がった家族なので、ごまかすことが良いことなのかどうかは分からない。 しかし、今はそれぞれの生活があり、話したところで何が変わる訳でもない。何か助けを求めるつもりもないし、助けてくれるとも思えない(分からないが)。 だから、私が出来る精一杯の「とりあえず顔を見せる」で良いと言い聞かせた。 幸い奥さんは私の両親や義姉とうまくやってくれるので、その点は感謝している。

色々とデリカシーのないことを聞いてきたりするので、私の娘もあまり私の実家が好きではない。 離れているから会った時に話したい気持ちも分からなくはないのだが。 娘もそれに対応するのが苦しいようで、それを思うと自分も苦しくなる。なるべく話を逸らしてやるようなことまで考えなければならず、疲れが倍増する。

 

苦しいながらも実家で過ごす

実家へ到着し、何となく挨拶を済ませ、夕食を食べつつ適度にどうでもよい話には付き合って過ごした。 兄夫婦の子供たちもいて人数も多いため、お風呂を入れる時間も早く、お客という立場なので早めに入ることが出来た。 お風呂を済ませてしまえば、寝室に行っても不自然ではないので、寝室で娘とテレビゲームをして気楽に過ごせた。 娘も楽だろうし、そんな様子でも「私達が家族として仲良くやっている」とは思って貰えるだろう。 1泊したが、翌日は実家の皆は少し遠くまで初詣に行く予定があるようなので、私達も早めに帰る理由が出来て、何とか帰省も乗り切ることが出来た。 何をした訳でもないが、とにかく疲れた。

 

家族とは

私は今の自分の家族(奥さんと娘)が凄く大切で、ずっと色んな思いを理解して接していきたいと思っている。 一方、離れてしまった実家側の(元)家族は会う機会も少なく今の私を知らないこともあり、今更あれこれ心配してはいない。 私自身も心配して欲しいという期待はないと思う。今のことを話しても「しっかりしろ」くらいしか言わないだろうし、解決なんてしないので無駄な労力にしかならない。何より人の種類が違ってさえ見える。 一旦自立して長く離れれば家族なんてこんなものなのだろう。 ひとまず年始の不安事は終えたので、仕事が始まるまでの残りの休みは、しっかり心と体を休めようと思う。