"うつ病 体験"ブログ

うつ病 体験記(進行形)

ストレス社会の中で発症してしまった「うつ病」の体験記、思いやノウハウなどを記します

繊細で優しい心の持ち主("うつ病の長所")

SNSにて関わりを持てた皆さん、関わりがなくとも記事を見させて頂いている方、いつも感謝しています。 最近感じるのは、疾患とはいうものの皆さんは素敵な方が多いということです。それはこの病気だからこその"うつ病の長所"なのかも知れませんね。 一言に「うつ病」といっても色んな症状があります。 ある程度分類はされてますが、同じ分類なら皆同じなのでしょうか? きっかけは人それぞれで様々なものです。 原因が明確でそれを取り除けば治る方もいれば、治らないこ方もいます。 また、原因さえはっきりしない方もいると思います。

 

こんな方が多いと感じる

それぞれ違っていても、ツイートや記事を見ていて思うのは、以下のような方がほとんどだということです。

  1. 心が繊細であること。
  2. お互いの苦しみを分かろうとする優しさを持っていること。
  3. 時に自身が潰れそうになると自分を責めて絶望を抱くことは当然あること。

 

それはむしろ長所?

人が苦手という症状の方もいます。会話や対話なしでは世界は成り立たないかも知れません。 ただ、それは除外して心だけで考えれば、1(繊細さ)や2(優しさ)については、これが人としてのあるべき姿なのかも知れないと思うことがあります。 心の繊細さは人を世の中を思うことであり、その裏には優しさがある、全人類がそうであれば素晴らしいことに思えないでしょうか。

うつ病の長所

 

 人が苦手なのは周囲がそういう心を持たない世の中だからであり、うつを持つ人が悪い訳ではなく、繊細で優しいが故に自分を閉じ込めたり抱えてしまった結果に過ぎない気もします。

「正直な気持ちが言えなくて辛い」

→それは聞く側の相手や、言った後の空気を思うから。

「嘘をついてしまう罪悪感」

→嘘はいけないという真面目さ、相手を傷付けるかも知れないという優しさがあるから。

「何かと出来ない時に、病気が原因なのか自分の怠け心なのかに苦悩する」

→怠けだったらいけない、いつまでも続いてはいけないという真面目さがあるから。  

 

時には軽く考えたい

嘘や空気を壊すのは良いことではないし、人を傷付けることもしてはいけないことです。 ただ、全てが皆が思うほど相手にダメージを与えるかどうかを考えれば、許されるレベルはあるのかも知れません。

  • 嘘をついて学校や会社を休む →相手は誰でしょうか。そこまで誰かを傷付けるものでしょうか。それよりも自分が壊れない方を優先させるべき時は、それでいいんじゃないでしょうか。
  • 出来ないのが病気のせいか怠け心か →どちらでもいいんじゃないでしょうか。無理すれば自分が壊れそうな場面ならば、原因はどうあれ壊れない行動をするべきだから。

 

身体的な問題

また、気持ちだけではない人もいます。 他の身体的な病気を持ち、それがきっかけになった人。逆に鬱から身体に影響が出た人。 これはまず身体を治すことが第一だろうと思います。その間は出来ないことを気にする必要なんてない気がします。

 

現実の問題が解消しないやるせなさ

しかし現実は、この状態では暮らしていけません。将来のことやお金の問題があるからです。 ただ繊細で壊れやすい心を持っているだけなのに。そしてそれは、もしかすると「常人よりも感受性が豊かで優しい」という長所なのかも知れないのに。 だからこの病で苦しむことが、やるせなくて仕方ありません。

 

一人じゃない、きっと

繰り返しになりますが、少なくとも私からみれば素敵な心の持ち主ばかりです。 ネガツイ、いいじゃないですか。それが普段は言えない本心で、それを吐き出すことくらい許されなきゃいけないです。(人を傷付けることじゃなければ) これに対して、反応やリプが出来ないことも正直あります。でもそれはきっと見放しているんじゃないんです。親身に考えてしまうから詳細も分からない中で勝手なことを言えないだけだと思うんです。 そう、それも皆が繊細で優しいから。 でも、ちゃんと読んでいて、理解しようとして考えてはいるんだと思います。

  

なくしたくない長所、これは誇れること

いつかは皆さんが現実の中で楽しく生きていける日が来ると信じたいです。 それによって、SNS上での関わりが切れたとしても、それは喜ぶべきことだと思います。 そうなった時にも、この"うつ病の長所"であった、優しさや人を思う心は失いたくないですね。 ※私の会社にはうつ病から復職した年上の方もいますが、優しさは全く感じません。余裕がないだけなのかも知れませんが、そうなりたくはないと思い記事にしておきました。もちろん内に優しさを持っている経験者もいます。